画面タイプ
画面タイプは、大きく分類して正方形に近い『スクエアタイプ』と、横長の『ワイドタイプ』があります。同じインチでもワイドとスクエアでは縦横の長さが違いますので、設置場所や用途に合わせて適切な画面タイプを選びましょう。
ワイドの利点 → 作業領域が広く、表計算など横に長くなる資料を表示させるのに便利。 動画を見ながらネットを閲覧したり、2つの画面を並べて表示できる。
スクエアの利点 →横幅取らない設計なので、デスクスペースを有効に活用できる。
パネル
モニター・ディスプレイは、大きく分けて3つのタイプがあります。かつては安いTNパネルが中心でしたが、今では低価格化が進む高性能のIPSパネルやVAパネルが主流です。それぞれの特徴を理解し、最適なタイプを選びましょう。
より詳しく知りたい方はこちらをクリック→【VA・TN・IPS・ADS】液晶モニターのパネル駆動方式徹底解説!
IPSパネル |
近年、採用製品が増えている液晶パネルです。視野角が広く、色が安定しやすいので目に優しいと言われています。応答速度は遅めですが、画質の高さが特長で、シビアな色表現が求められる場面と相性抜群です。 |
VAパネル |
はっきりとした「黒」を表現でき、コントラスト比を高くしやすいという特長があります。一方で、IPSパネルと比べると視野角が狭く、斜めから見た場合に性能をフルに発揮できないということもあります。 |
TNパネル |
低コストで応答速度が速いという特長があり、かつての主流パネルでした。ただし、見る角度で色が大きく変わるという欠点があり、速い応答速度が求められるゲーム用や低価格モデルでの採用が中心です。 |
解像度
解像度とは画面に表示される点の数を表し、この数字が大きいほど映像がより高精細に表示できる性能を備えているといえます。この解像度が高く得られるメリットは大きく2つあります。
✅細部まで表現できるため、画像や映像を美しく表示できます。
✅画面内で表示できる情報が多いため、作業領域が広がります。
アスペクト比
画面の縦と横の長さの比率で、「縦:横」で表記されています。かつては4:3が主流でしたが、現在は16:9の製品が増え、最もラインナップが豊富です。
応答速度
画面の色を黒→白(白→黒)へ変える時間のことを表しています。ms(1msは0.001秒)という単位で表し、この数字が小さいほど残像が少なくなります。現在は8ms未満の製品が主流です。
光沢
光沢は液晶画面の表面の処理方法で、光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)の2種類があります。
光沢(グレア)の利点 → 色が鮮やかでコントラストが高く、黒の引き締まりが良い。そのため静止画や映像がきれいに感じられるが、表面がツヤツヤなため外部からの映り込みがある。
非光沢(ノングレア)の利点 → 映り込みが少なく、目への負担が軽い。画面の表面にキズがつきにくい。発色はグレアより若干地味でコントラストが低く感じる。
選ぶポイントとしては、動画を見るのが中心なら光沢、仕事用に選ぶなら非光沢がおすすめです。
映像端子
詳しくはこちら → 今さら聞けないディスプレイケーブルの種類と選び方~HDMI,VGA,DVI,DisplayPort,USB Type-C~
スリムベゼル
ベゼル(液晶パネルの周囲を囲むフレーム部分)幅を細くすることで、スタイリッシュなデザインになりオフィスにも自室にもマッチします。
また、見た目にすっきりとした印象を考えるだけでなく、マルチディスプレイ環境での没入感が高まるといったメリットもあります。
画面回転(ピボット機能)
詳しくはこちら → 意外と知らない「縦置きモニター」のメリットとデメリット(ピボット機能)
スピーカー内蔵
モニター・ディスプレイにスピーカーが内蔵されています。スピーカーケーブルや電源コードが不要なので、デスク周りがスッキリします。ただし、音量音質には限界があるので、音重視の方は、別途専用スピーカーの検討も。
マルチディスプレイ
マルチディスプレイは、1台のPCに2台以上のディスプレイを接続してデスクトップ領域を広げること。
マルチディスプレイには大きく2つのモードがあり、複数台のディスプレイを1つの大画面として表示する「拡張モード」と、PC本体のディスプレイ(メインディスプレイ)と同じ画面を表示する「コピー(ミラー)モード」があり、プライベートはもちろん、ビジネスなど様々なシーンで活用できます。