日常的にパソコンやタブレット、スマートフォンを使用したり、モニター画面を見続けたりしているうちに、目の疲れや肩のコリを感じることはありませんか??
もしかしたらそれ、「VDT症候群」かもしれません。会社でのパソコン作業に限らず、自宅でのスマートフォンやタブレットの使用でも症状が発生する場合があります。また、成長過程にある子どもは影響を特に受けやすく、自宅や学校におけるパソコンの使用についてしっかりと注意する必要があります。
特に、次のような症状に心当たりのある人は、モニター・ディスプレイの使い方を見直すことで、身体への影響を改善できる可能性があります。
⚠️ 身体に影響を与えるVDT症候群とは ⚠️
「VDT」とは、「Visual Display Terminals」の略称で、ディスプレイやキーボード等によって構成される情報機器を指します。これらの情報機器を使用して行う作業全般のことをVDT作業と呼びます。
長時間のVDT(情報機器)作業による目の疲労や首・肩こり、精神的ストレス等の心身トラブル症状を「VDT症候群」と言います。
⚡眼精疲労…長時間の画面注視や瞬きの減少により発生
⚡頭痛・めまい…眼精疲労や姿勢の悪さから誘発される
⚡肩こり・首の痛み…不自然な姿勢の維持による筋肉の緊張
⚡腱鞘炎…キーボードやマウスの連続使用による手首や指の炎症
⚡腰痛…長時間の座位による腰部への負担
VDT症候群の予防方法
1️⃣ 正しい姿勢
👉モニターの高さは、目線がモニターの上部または少し下になるように調整
👉目とモニターの距離は60㎝以上離す(腕を伸ばした距離が目安)
👉モニターの角度をやや下向き(10~20°)に傾けると首への負担が軽減
👉椅子に深く腰掛け、両足裏を床に接地させる
2️⃣ モニタースタンドの調整
モニターの高さや角度を見やすい位置に調整すると、目や肩への負担軽減につながります。
モニターとの距離や角度を最適に保つことができない環境の場合、モニターアームを使用することで問題が解決することもあります。また、モニターアームを使用することで、モニター下のスペースを有効活用することができます。(※詳しくはこちらをクリック)
3️⃣ モニターの基本設定
初期設定のままではなく、設置する環境に合わせて設定を調整することで、目の疲れを軽減することができます。
特に液晶モニターの明るさを表す「輝度」は、映像をきれいに表示するために高い設定で使うと目にとって大きな負担となってしまいます。
例えば、ディスプレイの輝度を半分程度に下げることや、周囲の明るさと調整するためにディスプレイの作業画面の白い部分と手元にある紙の色味などを近づけることなどが効果的です。
👉明るさ(輝度)……周囲の明るさに合わせる(明るすぎず暗すぎず)
👉コントラスト……文字と背景の区別がはっきりするレベルに設定
👉ブルーライト軽減……夜間モードやブルーライトカット機能搭載のモニター
👉フリッカーレス……画面のちらつき(フリッカー)調整機能搭載のモニター(4️⃣で詳しく)
👉リフレッシュレート……できるだけ高い設定(60Hz以上推奨)
4️⃣ フリッカーレス機能
従来のディスプレイでは高速にLEDを点滅させることで、LEDバックライトの明るさを調整していました。そのため画面のちらつき(フリッカー)を感じたり、実際にちらつきを感じていなくても長時間のパソコン使用で目に負担を与えているとも言われています。その一方でLEDそのものを調光して明るさを調整する「フリッカーレス」設計のディスプレイは画面のちらつきがないため、目の疲れを軽減することができます。
💡モニターがフリッカーレスかすぐにわかる!!
お使いのモニターがスマートフォンのビデオ撮影で、画面がぼやけて表示される場合、フリッカーが発生しています。その場合、画面が暗すぎるとフリッカーも強くなるため、周りを明るくする方法が有効です。
またモニターもそれに合わせて明るく設定することで、目の疲れが軽減できます。
5️⃣ 目への刺激を抑える非光沢画面
光沢のあるグレアタイプは、鮮やかな色合いを表現できるため、映像やゲームを楽しむのに適しています。しかし外光を反射しやすいため、外光の映り込みが大きく、目の疲れの原因にもなっています。
その一方で光沢のないノングレアタイプは映り込みを気にする必要がなく、パソコン作業に集中でき、目への負荷を軽減することができます。
その他、モニターを選ぶ際に自分自身の使用環境に合わせた機能等を考慮する必要があります。【詳しくはこちら】でも解説しているので、合わせて読んでみてください。
ご購入の際は、ぜひモニタヤへ🙇♂️